いきなり正解を書きますが笑
こちらは「カナード (Canard)」です。
元々は航空機用語で、日本語だと「先尾翼」と言いますが
地上を走行するクルマにおいてはちょっと意味合いが違い
別名「スラストスポイラー」とも呼ばれています。
フロントバンパーの前面から側面にかけてのR部に装着し
走行中の気流を側方や上方へ逃がして
車体側面に計算された縦渦を発生させる役割を果たします。
ここからちょっと難しくなります(^_^;)
ホイールハウス内の空気の動きは、タイヤの前側に当たった気流が
ホイールハウス内の上部へ向きを変えて吹き込み
リフトを発生させていますが、カナードから発生する縦渦によって
ホイールハウス内の空気が吸い出され、リフトを低減させ
結果的にダウンフォースを発生させるんです。
他にも、ボディ横の乱れた気流を抑制して
直進安定性が増す効果もあります。
昔は私は、このカナード自体がダウンフォースを生んでいると思ってましたが
カナード自体が受け止めるダウンフォースはそれほど大きくないそうで
カナードの後ろの空気を最適化させることが目的なんです。
なので、大きい必要がなく、ちょっとしたサイズでOK。
ホイールの回転から気流を離す効果もあるそうで
これによりブレーキの放熱にも繋がりますので
ドレスアップパーツではなく、機能パーツなんです(^_^)
ということで、最後のご紹介となりましたが笑
こちらはAC SCHNITZERからリリースされているカナードで
M2、M3、M4のランナップがあります。
画像右のM3&M4用は、ちょっと加工すれば他の車種でもいけそうですね♪